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PROFILE

山本直純
Naozumi Yamamoto
1932年、東京生まれ。
亡父直忠氏より音楽教育を受ける一方、指揮を斎藤秀雄氏に師事。52年、東京芸術大学作曲科に入学。後、指揮科へ転科。卒業と同時にテレビ・ラジオ、映画など各分野で才能を発揮し、又タレントとしても活躍。72年、新日本フィルハーモニー交響楽団の結成に努める。74年、国連委託作品「人」を作曲。ニューヨーク、パリ、ロンドン、ドイツ各地で絶賛を博した。79年、80年、ボストン・ポップスを指揮し、超満員の聴衆から喝采をあびた。TV番組「オーケストラがやって来た」の音楽監督を10年間にわたり担当。軽井沢音楽祭の指揮を17年担当。近年は12年目になる「1万人の第九」などがある。
代表的作品「和楽器とオーケストラのためのカブリチオ」、合唱組曲「田園我が愛」、「笑いの喜遊曲」(芸術祭賞受賞)など多数。著書としては「オーケストラがやって来た」、「チャルメラ協奏曲」、「鬱のとき何を聞くか」、CD付き書籍「クラシック。クライマックス」、「マーチ。イン。マーチ」等多数ある。日本交響楽振興財団、日本作曲家協会の理事、東京音薬大学客員教授をつとめるなど広く音楽会に貢献している。

 

大和田りつこ
Ritsuko Owada〈ペンネーム・一樹和美〉
学歴:湘南白百合学園小・中・高等学校卒業 武蔵野音楽大学声楽科卒業
現在:NHK学園リトミック講師 ユリ・リトミック教室講師
著書「音楽とあそぼう」ひかりのくに社 *第22回日本童謡賞・特別賞受賞
武蔵野音楽大学声楽科に学ぶ。1972年、NHK教官テレビ「たのしいきょうしつ」でデビュー。その後、同「ワンツー・どん」、TBS「ワンツー・ジャンプ!」などの幼児番組に「歌のおねえさん」として長年出演。童謡コンサートをはじめ、学芸関係CD、アニメーション主題歌、コマーシャルソング、ナレーション、司会、などで活躍中。また“一樹和美”のペンネームで幼児番組の構成・作詞作曲活動を展開している。NHK学園講師。第22回日本童謡賞・特別賞受賞。
ソロアルバムCD“夢にとどくまで”(東芝EMI)を発表。著書として「音楽とあそぼう」(ひかりのくに社)などを刊行。NHKみんなの歌“チュンチュンワールド”が大ヒット、第2弾“チュンチュンマジックワールド”また、CDアルバム“めくれないカレンダー”も好評を得ている。

 

東京フィルハーモニー交響楽団
常任指偉者:大野和士
首席客演指揮者:ウラディーミル・フェドセーエフ アントン・グァダーニョ ガルシア・ナバロ
東京フィルは、明治44年、1911年名古屋に生まれた音楽隊を母胎に、1932年名古屋交響楽団となり、1938年12目中央交響楽団の名のもとに、東京を本拠地として結成され、1991年創立80周年を迎えた日本最古の輝かしい歴史と伝統を誇るオーケストラです。現在、東京フィルは年同170回に及ぶ演奏活動を行っています。その内容は年間10回の定期演奏会をはじめとして、オペラ・コンチェルダンテ、名曲シリーズ、青少年コンサート等の目主公演、文化庁移動芸術祭などの地方公演、NHKを主とした放送演奏、オペラ、バレエ公演でのピット演奏、レコード録音など活動範囲の多彩さはわが国オーケストラの中にあって、ひときわ目だったものとなっています。
1984年春にヨーロッパ7か国を演奏旅行し、この成果を認められて音楽之友社賞を受賞。1987年には香港で行われた「アジア琶楽祭」に招待され、又、同年、文化庁から芸術祭賞を受賞しました。1989年8目、渋谷にオープンしたBunkamuraとフランチャイズ契約をし、そのメインホール「オーチャードホール」を本拠地としてより充実した体制を整え、9・10目には再度ヨーロッパに招かれ、8か国約20都市に1か月間にわたる演奏旅行を行い絶賛を博しました。そして、1994年10目には第3回定期ヨーロッパ公演を実施、ロンドンの「国際オーケストラシーズン」に参加したのを始め、ドイツ、イギリス各地で15公演を行い、改めて東京フィルの存在を世界的に確固たるものとしました。1992年4目からは常任指揮者に我国で最も期待される音楽家大野和士を迎え、東京フィルの実力を駆使したシリーズ「オペラ・コンチェルタンテ」をスタートさせ、きわめて高い成果を上げています。
今年第11回オペラ・コンチェルタンテ「ヒンデミットオペラ3部作」で第50回記念芸術祭音楽部円芸術祭大賞を受賞しました。1995年4目から世界に誇るロシアの巨匠ウラディーミル・フェドセーエフが首席客演指揮者に就任、指揮者陣も世界のメジャーオーケストラにふさわしい陣容を整え、いっそうの充実を期しています。

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